使用上の注意改訂情報(令和6年6月11日指示分)

【薬効分類】 131 眼科用剤
【医薬品名】 ブリモニジン酒石酸塩
                  ブリモニジン酒石酸塩・ブリンゾラミド
                  リパスジル塩酸塩水和物・ブリモニジン酒石酸塩
【措置内容】 以下のように使用上の注意を改めること。

下線は変更箇所
現行 改訂案
8. 重要な基本的注意
(新設)




11. 副作用
(新設)
8. 重要な基本的注意
本剤の投与により血管新生等を伴う角膜混濁があらわれることがあるので、患者を定期的に診察し、十分観察すること。また、充血、視力低下、霧視等の自覚症状があらわれた場合には、直ちに受診するよう患者に十分指導すること。

11. 副作用
11.1 重大な副作用
角膜混濁

【参考】Maruyama,Y.,et al.:Cornea 2017;36:1567-1569
Tsujinaka,A.,et al.:Acta Ophthalmol. 2019;97:e948-e949
Manabe,Y.,et al.:Eur.J.Ophthalmol. 2020;30:NP23-NP25
Chikama,T.,et al.:Ocul.Immunol.Inflamm. 2023;31:1842-1847
(注)ブリモニジン酒石酸塩に関して、患者向医薬品ガイドを作成する医薬品に特定する。


【薬効分類】 131 眼科用剤
【医薬品名】 ブリモニジン酒石酸塩・チモロールマレイン酸塩
【措置内容】 以下のように使用上の注意を改めること。

下線は変更箇所
現行 改訂案
8. 重要な基本的注意
(新設)




11. 副作用
11.1 重大な副作用
(新設)
8. 重要な基本的注意
本剤の投与により血管新生等を伴う角膜混濁があらわれることがあるので、患者を定期的に診察し、十分観察すること。また、充血、視力低下、霧視等の自覚症状があらわれた場合には、直ちに受診するよう患者に十分指導すること。

11. 副作用
11.1 重大な副作用
角膜混濁

【参考】Maruyama,Y.,et al.:Cornea 2017;36:1567-1569
Tsujinaka,A.,et al.:Acta Ophthalmol. 2019;97:e948-e949
Manabe,Y.,et al.:Eur.J.Ophthalmol. 2020;30:NP23-NP25
Chikama,T.,et al.:Ocul.Immunol.Inflamm. 2023;31:1842-1847


【薬効分類】 219 その他の循環器官用薬
【医薬品名】 フィネレノン
【措置内容】 以下のように使用上の注意を改めること。

下線は変更箇所
現行 改訂案
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
イトラコナゾール、リトナビルを含有する製剤、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、コビシスタットを含有する製剤、クラリスロマイシン、エンシトレルビルを投与中の患者

10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
イトラコナゾール
リトナビル含有製剤
アタザナビル
ダルナビル
ホスアンプレナビル
コビシスタット含有製剤
クラリスロマイシン
エンシトレルビル
本剤の血中濃度が著しく上昇するおそれがある。CYP3Aを強く阻害することにより本剤のクリアランスが減少する。

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
イトラコナゾール、ポサコナゾール、ボリコナゾール、リトナビルを含有する製剤、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、コビシスタットを含有する製剤、クラリスロマイシン、エンシトレルビルを投与中の患者

10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
イトラコナゾール
ポサコナゾール
ボリコナゾール

リトナビル含有製剤
アタザナビル
ダルナビル
ホスアンプレナビル
コビシスタット含有製剤
クラリスロマイシン
エンシトレルビル
本剤の血中濃度が著しく上昇するおそれがある。CYP3Aを強く阻害することにより本剤のクリアランスが減少する。


【薬効分類】 399 他に分類されない代謝性医薬品
【医薬品名】 カルグルミン酸
【措置内容】 以下のように使用上の注意を改めること。

下線は変更箇所
現行 改訂案
7. 用法及び用量に関連する注意
〈効能共通〉
(新設)




9. 特定の背景を有する患者に関する注意
(新設)
7. 用法及び用量に関連する注意
〈効能共通〉
中等度以上の腎機能障害患者では、開始用量を減量すること。中等度(30≦eGFR<60mL/min/1.73㎡)の腎機能障害患者では1日に体重kgあたり50mg~125mg、重度(eGFR<30mL/min/1.73㎡)の腎機能障害患者では1日に体重kgあたり15mg~40mgを目安に投与を開始することが望ましい。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.2 腎機能障害患者
中等度以上(eGFR<60mL/min/1.73㎡)の腎機能障害患者開始用量を減量すること。腎排泄の遅延により本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。

(注)患者向医薬品ガイドを作成する医薬品に特定する。


【薬効分類】 617 主としてカビに作用するもの
【医薬品名】 ポサコナゾール
【措置内容】 以下のように使用上の注意を改めること。

下線は変更箇所
現行 改訂案
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン、ジヒドロエルゴタミン、メチルエルゴメトリン、エルゴメトリン、シンバスタチン、アトルバスタチン、ピモジド、キニジン、ベネトクラクス[再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期]、スボレキサント、ルラシドン塩酸塩、ブロナンセリン、トリアゾラム、リバーロキサバンを投与中の患者

10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
(新設)
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン、ジヒドロエルゴタミン、メチルエルゴメトリン、エルゴメトリン、シンバスタチン、アトルバスタチン、ピモジド、キニジン、ベネトクラクス[再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期]、スボレキサント、フィネレノン、ルラシドン塩酸塩、ブロナンセリン、トリアゾラム、リバーロキサバンを投与中の患者

10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
フィネレノンフィネレノンの作用を増強させるおそれがある。ポサコナゾールの併用により、CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇すると予測される。


【薬効分類】 617 主としてカビに作用するもの
【医薬品名】 ボリコナゾール
【措置内容】 以下のように使用上の注意を改めること。

下線は変更箇所
現行 改訂案
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
次の薬剤を投与中の患者:リファンピシン、リファブチン、エファビレンツ、リトナビル、ロピナビル・リトナビル、ニルマトレルビル・リトナビル、カルバマゼピン、バルビタール、フェノバルビタール、ピモジド、キニジン、イバブラジン、麦角アルカロイド(エルゴタミン・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン、ジヒドロエルゴタミン、エルゴメトリン、メチルエルゴメトリン)、トリアゾラム、チカグレロル、アスナプレビル、ロミタピド、ブロナンセリン、スボレキサント、リバーロキサバン、リオシグアト、アゼルニジピン、オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン、ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期)、アナモレリン、ルラシドン、イサブコナゾニウム

10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
(新設)
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
次の薬剤を投与中の患者:リファンピシン、リファブチン、エファビレンツ、リトナビル、ロピナビル・リトナビル、ニルマトレルビル・リトナビル、カルバマゼピン、バルビタール、フェノバルビタール、ピモジド、キニジン、イバブラジン、麦角アルカロイド(エルゴタミン・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン、ジヒドロエルゴタミン、エルゴメトリン、メチルエルゴメトリン)、トリアゾラム、チカグレロル、アスナプレビル、ロミタピド、ブロナンセリン、スボレキサント、リバーロキサバン、リオシグアト、アゼルニジピン、オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン、ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期)、アナモレリン、ルラシドン、イサブコナゾニウム、フィネレノン

10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
フィネレノン本剤との併用により、フィネレノンの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。本剤はフィネレノンの代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。