使用上の注意改訂情報(令和2年12月8日指示分)

【薬効分類】 339 その他の血液・体液用薬
【医薬品名】 クロピドグレル硫酸塩
【措置内容】 以下のように使用上の注意を改めること。

【「医療用医薬品添付文書の記載要領について」(平成9年4月25日付け薬発第606号局長通知)に基づく改訂(旧記載要領)】

下線は変更箇所
現行 改訂案
用法及び用量に関連する使用上の注意
経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾患の場合
アスピリン(81~100mg/日)と併用すること。
用法及び用量に関連する使用上の注意
経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾患の場合
抗血小板薬二剤併用療法期間は、アスピリン(81~100mg/日)と併用すること。抗血小板薬二剤併用療法期間終了後の投与方法については、国内外の最新のガイドライン等を参考にすること。

【「医療用医薬品の添付文書等の記載要領について」(平成29年6月8日付け薬生発0608第1号局長通知)に基づく改訂(新記載要領)】

下線は変更箇所
現行 改訂案
7. 用法及び用量に関連する注意
〈経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾患〉
アスピリン(81~100mg/日)と併用すること。
7. 用法及び用量に関連する注意
〈経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾患〉
抗血小板薬二剤併用療法期間は、アスピリン(81~100mg/日)と併用すること。抗血小板薬二剤併用療法期間終了後の投与方法については、国内外の最新のガイドライン等を参考にすること。


【薬効分類】 339 その他の血液・体液用薬
【医薬品名】 プラスグレル塩酸塩
【措置内容】 以下のように使用上の注意を改めること。

【「医療用医薬品の添付文書等の記載要領について」(平成29年6月8日付け薬生発0608第1号局長通知)に基づく改訂(新記載要領)】

下線は変更箇所
現行 改訂案
7. 用法及び用量に関連する注意
アスピリン(81~100mg/日、なお初回負荷投与では 324mg まで)と併用すること。
7. 用法及び用量に関連する注意
抗血小板薬二剤併用療法期間は、アスピリン(81~100mg/日、なお初回負荷投与では 324mg まで)と併用すること。抗血小板薬二剤併用療法期間終了後の投与方法については、国内外の最新のガイドライン等を参考にすること。



【薬効分類】 429 その他の腫瘍用薬
【医薬品名】 ベネトクラクス
【措置内容】 以下のように使用上の注意を改めること。

【「医療用医薬品の添付文書等の記載要領について」(平成29年6月8日付け薬生発0608第1号局長通知)に基づく改訂(新記載要領)】

下線は変更箇所
現行 改訂案
2. 禁忌
用量漸増期における強いCYP3A阻害剤(リトナビル、クラリスロマイシン、イトラコナゾール、ボリコナゾール、コビシスタット含有製剤)を投与中の患者

10. 相互作用
10.1 併用禁忌



薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
用量漸増期における強いCYP3A阻害剤(リトナビル、クラリスロマイシン、イトラコナゾール、ボリコナゾール、コビシスタット含有製剤) 腫瘍崩壊症候群の発現が増強されるおそれがある。 これらの薬剤がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。


10.2 併用注意



薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
維持投与期における強いCYP3A阻害剤(クラリスロマイシン、イトラコナゾール、ボリコナゾール等) 本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、本剤を減量するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 これらの薬剤等がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。

2. 禁忌
用量漸増期における強いCYP3A阻害剤(リトナビル、クラリスロマイシン、イトラコナゾール、ボリコナゾール、ポサコナゾール、コビシスタット含有製剤)を投与中の患者

10. 相互作用
10.1 併用禁忌



薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
用量漸増期における強いCYP3A阻害剤(リトナビル、クラリスロマイシン、イトラコナゾール、ボリコナゾール、ポサコナゾール、コビシスタット含有製剤) 腫瘍崩壊症候群の発現が増強されるおそれがある。 これらの薬剤がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。


10.2 併用注意



薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
維持投与期における強いCYP3A阻害剤(クラリスロマイシン、イトラコナゾール、ボリコナゾール、ポサコナゾール等) 本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、本剤を減量するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 これらの薬剤等がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。


【薬効分類】 617 主としてカビに作用するもの
【医薬品名】 ポサコナゾール
【措置内容】 以下のように使用上の注意を改めること。

【「医療用医薬品の添付文書等の記載要領について」(平成29年6月8日付け薬生発0608第1号局長通知)に基づく改訂(新記載要領)】

下線は変更箇所
現行 改訂案
2. 禁忌
エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン、ジヒドロエルゴタミン、メチルエルゴメトリン、エルゴメトリン、シンバスタチン、アトルバスタチン、ピモジド、キニジンを投与中の患者)

10. 相互作用
10.1 併用禁忌
(新設)

10.2 併用注意
(新設)
2. 禁忌
エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン、ジヒドロエルゴタミン、メチルエルゴメトリン、エルゴメトリン、シンバスタチン、アトルバスタチン、ピモジド、キニジン、ベネトクラクス(用量漸増期)を投与中の患者

10. 相互作用
10.1 併用禁忌



薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ベネトクラクス(用量漸増期 ベネトクラクスの用量漸増期に併用した場合、腫瘍崩壊症候群の発現を増強させるおそれがある。 ポサコナゾールの併用により、CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇すると予測される。


10.2 併用注意



薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ベネトクラクス(維持投与期) ベネトクラクスの維持投与期に併用する場合は、ベネトクラクスを減量するとともに、患者の状態を慎重に観察し、ベネトクラクスに関連した副作用発現に十分に注意すること。 ポサコナゾールの併用により、CYP3A4が阻害され、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇すると予測される。


【薬効分類】 639 その他の生物学的製剤
【医薬品名】 エクリズマブ(遺伝子組換え)
【措置内容】 以下のように使用上の注意を改めること。

【「医療用医薬品の添付文書等の記載要領について」(平成29年6月8日付け薬生発0608第1号局長通知)に基づく改訂(新記載要領)】

下線は変更箇所
現行 改訂案
11. 副作用
11.1 重大な副作用
(新設)
11. 副作用
11.1 重大な副作用
重篤な感染症
播種性淋菌感染症、肺炎球菌感染、インフルエンザ菌感染等の重篤な感染症があらわれることがある。